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2023.01.10

外構工事を自分でやる方法は?DIYか業者のどちらがいいか比較解説

外構工事のDIYは難しいというイメージをお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。最近では外構工事のDIYを趣味として行っている人もいます。外構工事は専門業者に依頼すれば費用がかかりますが、DIYで外構工事をすると費用を抑えることができます。

この記事では、特別な技術がなくても外構をDIYする方法、外構工事をDIYと業者に依頼する場合の比較について解説します。外構工事をDIYでやってみようとお考えの場合は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

■外構工事をDIYする方法

外構工事をDIYする方法について解説します。駐車場、フェンス、玄関アプローチをDIYする方法をそれぞれご紹介します。

駐車場をDIYする方法

駐車場のDIYは、材料を揃えてコツを掴めば自分ですることは可能です。駐車場をDIYするためにまず、どのようなデザインの駐車場にするか、舗装の種類をどうするかなど決めていきましょう。舗装DIYに利用する素材はいろいろありますが、砂利やレンガなどがおすすめの素材です。

レンガを使用したDIY

レンガを使うことでデザイン性が高く、おしゃれな駐車場をDIYすることができます。レンガは種類が多いので、デザイン重視な方におすすめです。レンガ1つあたりの値段は、100〜250円程度と安く比較的コストがかかりません。スペースによってレンガの使用量は異なりますが、1㎡あたり50個程度が目安です。
一方でレンガを使用するデメリットは、手間がかかることです。またレンガだけを用いた駐車場は、基礎をしっかり作っておかなければ表面がデコボコになり、仕上がりが悪くなってしまいます。
さらに、レンガは元々割れやすい素材なので、下地を頑丈にする工夫が必要です。作業に手間がかかっても、おしゃれにしたい方はレンガを使用したDIYがおすすめです。

レンガは基礎となる下地作りが重要なので、手を抜かずしっかりとした基礎づくりをしましょう。また、レンガを使う場合は掘削作業が必要になります。

【レンガ駐車場の作り方の基本的な手順】

  1. 掘削作業:基礎砕石、コンクリート、ドライモルタル、レンガを敷くために、15~20㎝ほどの穴を掘ります。
  2. ドライモルタルを敷く:レンガをくっつけたりバランスをとったりする役割があり、セメント3:砂1で混ぜたものに水を入れずに空練りしたものをいいます。失敗が怖い方は水を掛けないという方法もあります。
  3. レンガを敷く:様々な敷き方があるため、好みのデザインになるようにおしゃれに敷いてみましょう。
  4. レンガの隙間に珪砂(けいしゃ)を詰めて水を撒く:さらさらした珪砂を隙間に敷き、水を撒くことでドライモルタルが固まり、割れにくくなります。

レンガ舗装は頑丈な基礎構造がポイントです。また、レンガ端部分はモルタルで固めるか、レンガを縦に置くことで端崩れを防ぐことができます。

砂利を使用したDIY

砂利を使ったDIY舗装は安くて簡単にできるため、コストを抑えたい方におすすめです。砂利は種類が多いので、建物の雰囲気に合う素材を見つけることができます。また、砂利を踏むと音が鳴る防犯商品もあります。
一方で、足場が不安定になったり、手入れが面倒などのデメリットもあります。
ホームセンターには種類豊富な砂利があるので、用途や粒サイズなどを確認してから価格や必要量を検討しましょう。

砂利を使った方法はレンガよりも簡単なので、DIYに適しています。また、コンクリートやレンガを使用するときでも、砂利は必要になってきます。基礎構造や、駐車場のスペースをしっかりと把握しておくことが重要なので、縦横を測るだけでなく厚みも決めておきましょう。

【砂利駐車場の作り方の基本的な手順】

  1. 砂利を敷くスペースの面積を測る:駐車場スペースの縦横を測り㎡を出す
  2. 砂利の必要量を計算する:1㎡あたり60~80kgが妥当、厚みは10cmがおすすめ
  3. 整地・転圧する:転圧機械をレンタルしてしっかりと踏み固める
  4. 防草シートを敷く:雑草対策のために使う。ただし引き締まらない事もあるのでなしでも可
  5. 砂利を敷いてならす:使用した砂利の商品名や購入店をメモしておくと手入れのときに便利

使用する砂利の粒のサイズが大きいと、下の地面が見えてしまう場合があるので、少し多めに準備しておけば安心です。砂利を購入する際に容量がかかれていない場合は、パッケージに記載された使用目安を見て決めましょう。購入場所は送料のかかるネットショッピングよりもホームセンターを選ぶほうがコストダウンできます。ここで注意点です。ホームセンターの商品は売り切り商品もあるので購入を決めた砂利が定期的に仕入れているものなのか確認が必要です。買い足そうとしたらもう手に入らないこともあります。
砂利の上を車が何度も通るとすり減っていくので、減ってきたら同じ砂利を足していく必要があります。駐車場に最適な砂利は砕石です。砕石は角があるので、転圧することで地面にめり込み基礎構造が丈夫になるのでおすすめです。

コンクリートを使用したDIYは難しい

コンクリートを使ったDIYは、素人には難易度が高く、見た目や、強度を気にする方、一度に作業が出来ない方には難しいかもしれません。なぜなら、重い自動車がコンクリート上に乗るので、プロが施工しないとコンクリートが壊れるおそれがあるからです。レンガや砂利と違い、コンクリートのDIYは難しいので、駐車場コンクリートを検討している方は外構工事業者に依頼しましょう。

フェンスをDIYする方法

フェンスのDIYは風の影響を受けやすいので、基礎を頑丈につくりましょう。とくに隙間のないタイプのフェンスの場合は、強風で壊れたり飛んだりして危険なので注意が必要です。独立基礎といって地面に基礎を埋め込み柱を建てるような背の高い目隠しフェンスの場合は、最低でも柱の埋め込みは30cm、基礎寸法は高さに比例して150㎜角以上のサイズが必要になります。素掘りと言って、土を掘って穴に直接柱を建てる時は、少し大きい穴を掘って、コンクリートをたっぷり入れるのがコツです。境界に設置するフェンスの場合は、ブロックが既に施工してあることが多いですが、穴が開いているかいないかで手間が変わってきます。ブロックに挟み込み柱を建てるようなタイプもホームセンターでは売っているので施工法を確認したうえで商品を購入しましょう。
一方で、木目調デザインの目隠しフェンスのDIYは難しくなってきます。なぜならベテランの職人でも、カットなどがある場合は難しいからです。おしゃれな目隠しフェンスを設置したい方は、アフターサービスが充実している外構工事業者に依頼しましょう。

【フェンスの作り方の基本的な手順】

1.設置場所を決めて基礎を作る

フェンスの設置場所と幅、高さを決めて目安になるように、しっかりと目印を付けましょう。支柱同士の間隔は商品や高さによって異なります。境界フェンスなどは始まりか終わりで柱の間隔が狭くなります。基本は2000㎜毎が多いですが、1000㎜の場合、その他の場合もあります。必ず確認して、フェンスの強度が下がらないように、支柱同士を離しすぎないことに注意してください。次に、土から柱を建てる場合は柱を建てる位置に穴を掘ります。穴の深さは柱が300㎜以上埋まるくらいが目安で、ブロックの穴で施工する場合は柱の水抜き穴などを確認して建てることが目安です。

2.支柱を立てる

掘った穴に支柱を立てます。笠木を設置しない場合は、不要な木材で仮止めして、作業をしやすくしましょう。笠木や柱が垂直になったら、モルタルを流して支柱を固定します。モルタルとはセメント、砂、水を混ぜたもので、あまり水を入れすぎて柔らかくしすぎると固まるのも時間がかかり柱が固まる途中で斜めになってしまっているなんてこともあるので注意が必要です。モルタルが固まるまで、揺すったり触ったりしないように注意しましょう。

3.フェンスの板材を貼る

モルタルが固まったら板材や本体を取付けます。フェンスを施工するために、インパクトドライバーとステンレスビスが必要です。 天然の木でフェンスを作る場合はネジ止めをしやすくするために、ステンレスビスを通す場所にキリで目印になる穴を浅く開けておきましょう。

見た目をきれいに仕上げるために、等間隔にネジ止めできるスペーサーを使うのがおすすめです。スペーサーとは、間に挟んで物同士に一定の間隔を空けるための器具のことです。

玄関アプローチをDIYする方法

枕木というガーデニング用のアイテムを使うことで、玄関アプローチをDIY舗装することができます。枕木の素材は天然木ではなく、コンクリート製擬木を使うのがコツです。なぜなら、天然木は腐りやすいからです。玄関アプローチに枕木を横に並べ、その間を化粧砂利で仕上げることで土が見えず、見た目もきれいでおしゃれに仕上がります。
またシンプルなデザインに仕上げたい場合は、敷石を使いましょう。敷石は値段が安いのでコスパが良く、ホームセンターでも手軽に買えます。和風な玄関アプローチに仕上げたい方は、丸い敷石や御影という石の種類もおすすめです。

【枕木を使った玄関アプローチの作り方の基本的な手順】

1.枕木を置く位置に穴を掘る

枕木を敷くための下地を作ります。枕木を敷きたい場所に仮置きしてください。枕木の大きさを確認したら、枕木を外して枕木よりも少し大きめにスコップで土をすき取ります。穴の深さの目安は、仕上がりの高さから逆算します。固定方法で変わりますが、セメントを使わないのであれば通常は枕木の厚み分とその半分、つまり1.5倍程度は必ず掘ります。地面に対して枕木をどれくらい出すかを意識しながら調節してください。すき取りが終わったら下地を平らにし、レンガ・ブロック・足踏みなどで地面を固めましょう。

2.穴に砕石を敷きつめる

穴を固め終わったら、砕石を敷きつめます。敷きつめる厚さは3cm程度で、敷きつめ終わったら砕石をレンガ・ブロック・足踏みなどで固めます。砕石が食い込んでデコボコができた場合は、低い所に砕石を入れて均等にしましょう。砕石を固めたら砂を2〜3cm程度の厚さに入れます。砂を敷き終わったら、スコップなどで平らにならします。

3.枕木を置いて踏み固める

砂を敷いたらその上に枕木を乗せて、水平器を置いて枕木が水平になるようにゴムハンマーでたたいて安定させます。もしグラつく場合は、枕木を外してください。へこんでいる部分が確認できたら、そこに砂を詰めて枕木を置き、安定させましょう。枕木が水平におさまったら、枕木の周りに砂を戻して踏み固めてください。

 

■外構工事をDIYと業者に依頼する場合の比較

外構工事をDIYと業者に依頼する場合を比較します。DIYと業者のメリット・デメリットをそれぞれ詳しく解説します。

DIY工事のメリット・デメリット

DIY工事の最大のメリットは、材料費だけで工事ができるため、外構にかかる費用を抑えられることです。DIYは基本的に工事を自分で行うため、材料費以外の支出がありません。また外構で使用する材料を選べるため、安価な中古品を使用することも可能です。

一方でデメリットは、結果的に予算をオーバーしてしまう可能性があることです。材料にこだわって必要以上にハイスペックにしたり、寸法ミスなどをして材料費がかさんでしまったりということがあります。またDIYが初めての場合は、工具をそろえるための費用も必要です。はじめから業者に依頼すべきだったと後悔しないよう、施工方法や図面の確認、必要な材料と工具の確認、トータルでかかる費用の確認を必ず途中で、ギブアップして業者さんに頼むことも余計に費用が掛かることなのでよく考えてスタートしてください。

業者に依頼するメリット・デメリット

業者に依頼する最大のメリットは、仕上がりの良さです。施工力の高い専門業者は、豊富な経験とノウハウを持っているので、どんな現場でも柔軟に対応できます。そして、プロの工事は仕上がりがきれいです。
一方でデメリットは、DIYと比較して費用が高くなってしまうことです。費用が高い分、難しい現場でもきれいに納めることができます。外構の仕上がりにこだわりたい方は、専門業者に依頼するのがおすすめです。

 

■外構工事は専門業者に依頼すべき理由

外構工事はDIYせずに専門業者に依頼すべき理由は、以下の3つです。

  • DIYは安全面が不安
  • 無資格ではできない工事もある
  • 特殊な材料や工具が必要な場合がある

それぞれ詳しく内容を解説します。

DIYは安全面が不安

外構工事は、コンクリートを使用したり特殊な素材のフェンスを使用したりと、DIYでは難しい作業が発生します。施工技術の低い素人が作業してしまうと、安全面が確保できなくなるだけでなく、見た目も悪くなってしまうリスクがあるのです。
台風や地震などの災害にも考慮して、外構工事は施工技術の高い専門業者に依頼するのがおすすめです。

無資格ではできない工事もある

外構工事の内容によっては資格が必要な工事もあります。たとえば、電気工事や水道工事は資格が必要な作業の場合があります。無資格者がDIYで特に電気工事をしてしまうと、漏電や感電のリスクがあります。
DIYで大きな失敗をすることがないよう、資格を持つ専門業者に依頼しましょう。

特殊な材料や工具が必要な場合がある

お庭や外構のDIYでは、特殊な材料や工具が必要な場合があります。たった一度のDIYのために、材料や工具を調達するのは手間がかかります。また、材料や工具はホームセンターで購入できますが、少量の場合は割高になってしまうこともあります。
重たい材料や一度しか使わない工具を購入する手間を省くために、専門業者へ依頼するのがおすすめです。

 

■まとめ

DIYでできる外構工事の方法と、外構工事をDIYと業者に依頼する場合の比較について解説してきました。外構工事は、小規模であればDIYできる範囲はあります。DIYを行う際は、安全面と精度に注意が必要です。
また、大規模な設備の設置や資格が必要な工事が必要な場合には、業者に依頼する必要があります。そのため、DIYでできる範囲を把握して、DIYと業者をうまく使い分けましょう。

一方で、DIYに自信がないという方は専門業者に相談してみるのも1つの方法です。
サンガーデンエクステリアでは豊富な施工実績から、理想の外構になるよう、デザインの設計や工事まで寄り添った内容で提案させていただきます。施工エリアにお住まいの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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