かねや興業

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2022.10.03

外構工事の期間と目安とは?工事の流れも復習!

家を建てるのには非常に長い時間が掛かります。特に自分のこだわりを出したい注文住宅の場合は、プランニングだけでも時間が掛かる物です。しかし、そのようにして出来た家は格別な物でしょう。

これは外構工事についても同じです。家とのバランスや、想いのこもったこだわりのある外構工事、お庭造りには予算も時間もかかるものです。そのため、ある程度の工事に掛かる期間を最初に知っておいた方がよいでしょう。家が完成し、外構工事も終えてから引っ越しをするのか、家の引き渡しが終わったらすぐに入居して、住みながら外構工事の完成を待つのかによってもいろいろな影響が考えられます。家賃の事を考えると、家が完成したからすぐに引越しをしたいという気持ちもよく分かります。しかし、立地によっては工事期間中に駐車場を別で確保しておかないと工事が困難ということもあり得ます。お庭は基本的に敷地の奥側から完成させていくのが一般的ですので、駐車場が泥だらけでタイヤの跡が道路に残ってしまったり、階段が必要な敷地条件の場合は足元が悪い中外構の完成まで過ごさないといけなくなったりします。家が建ってお引き渡しが終わってから外構工事はスタートすることが一般的ですので引っ越しとのタイミングと環境を想像してみてください。
完成までのスケジュールも組みやすくなり、希望の時期に完成させられるでしょう。

そこで、ここでは特に新築外構工事の期間の目安について、工事の流れと併せて解説します。

 

■新築外構工事の流れ

まずは外構工事の流れを確認しておきましょう。ここでは主に新築の外構工事を取り上げます。

ヒアリング

まずはヒアリングです。お客様のイメージの具現化の作業にもなるため、非常に重要な作業になります。ヒアリングでは、お客様から様々な情報をお話しいただきます。全体のイメージ、予算、デザイン、設置するアイテムなどです。
ただし、お客様の側でもどの様な外構にするかのイメージが出来ていない場合もあります。その際にはゼロからのスタート。家族の構成や車の有無、好みのカラーや、デザイン、使い勝手や、どのように家族やお友達とお庭で過ごしたいのかなど具体的にお伺いしながら理想のお庭、外構のイメージを固めていきます。

プランニング・設計

お客様からいただいた情報をもとに、実際にどのようなアイテムを配置するかを検討します。この作業をプランニングと言います。選ぶアイテムは、エクステリアメーカーの製品や石材などの資材、植栽などです。そして、この段階でイメージが具体化されます。

次に行われるのが設計の作業です。敷地内のアイテムの実際の納まりを検討し、図面に落とし込んで行きます。CADで作成することで、施工後のイメージもCGで確認出来るようになっています。このイメージ図があるのか、ないのかでも依頼するお店、外構屋さん選びのポイントになってきます。カラーが家に合っているか、サイズ感が大丈夫か、などイメージがより具体的であれば工事に失敗することもありません。

契約

プランニングと設計ができ、確認が取れたら工事の契約をします。この時に、「完成したらイメージと違う仕上がりになった」「追加料金を請求された」などのトラブルを未然に防ぐために、契約書の内容をしっかりとチェックしましょう。

土木工事

更地からの新築工事の場合は、土地が区画整備され、販売されている場合がほとんどなのでさほどの問題はありませんが、もし建て替えや建築物のある場所、樹木などが生えている場所などでの建設では、それらの撤去からのスタートとなります。造成工事と呼ばれる部分もしくは、一次工事と言われる部分です。

造成工事や、一次工事に関しては、不動産やハウスメーカーが手配をする場合もありますし、条件や相談のタイミングによっては外構工事業者に頼むことになります。土留めと呼ばれる土地の高さを維持形成するためには、単なるブロック積みでは基準を満たせず、CP型枠ブロックや擁壁と言われるものなどで施工する必要があります。このような工事は、一般的に土木工事とも呼ばれます。

整地

庭を作るために、土地を平らにします。土地に大きな石や、大きな凸凹があっては芝を敷くにも、アプローチを作るにしても邪魔になってしまいますし、きれいに仕上がりません。土地の凹凸をなくすために均す作業を整地と呼びます。

外構部分は水はけを良くするために、庭全体に水勾配を付けなければなりません。仮に勾配が無い場合には、庭に水溜りが出来るなどの不具合が発生してしまうからです。また、玄関アプローチ部分に水が溜まってしまうと、滑りやすくなってしまい、転倒の危険性も出て来ます。水勾配は大切なのです。

エクステリア建材の設置

土地の処理が終わった段階で、エクステリア工事に移ります。代表例は、門扉やフェンスの工事、カーポートの工事、ウッドデッキの工事などです。

これらの工事の中には大きな基礎を作って建てる物もあります。

例えば、ブロック塀の工事は土台となる基礎をまず作り、ブロックを積んでいきます。フェンスの工事の場合は、そのブロックに取り付けることも出来ますが、高さによっては柱が太くなりブロックの穴では施工が出来ず、独立基礎ブロックというものを利用して地面から建てたりします。門扉は左右の柱を建ててから門扉の本体を吊りこむため左右の建て位置寸法や高さ、もちろん水平垂直などとても重要になってきます。カーポート工事の場合は、雨どいが付きますのでその雨水の排水をどうするのか(地面に垂れ流すのか、U字溝や、雨水桝に接続するのか)なども検討し、コンクリートを打つ前に作業が必要なこともありますので注意が必要です。

舗装

カーポートなどのエクステリア工事が終わると、地面を固めたり、人工芝を敷いたり、タイル張り、敷石設置、コンクリートの工事などを行うことができ、工事の終盤を迎えます。ただし、ウッドデッキをコンクリートの上に設置する場合のみ舗装が先なので、注意が必要です。

舗装の注意点をあげるならば、玄関ポーチまでのアプローチの仕上げ方法や、施工技術が適切でないと雨天時に水たまりが出来てしまう恐れがあります。水たまりが出来ればスリップによる転倒事故のリスクが出ることもあります。外構工事には、安全面も大切になってきます。転倒のリスクなども考慮したデザインと施工が重要で、知識、技術も要求される重要な工事です。

 

■工事期間の目安

それでは、実際の工事期間の目安はどのくらいになるのでしょうか。工事箇所別に挙げてみましょう。

基本工事

最初に仕上がりを考えた掘削を行い、レベル(現状の高さや仕上がりの高さなど)を適正に行っていくための寸法出し、水盛遣方というものを行います。鋤取り(すきとり)と言って土を削り、ブロックの塀には基礎を作るのでそういった部分の掘り起こしを行うことが基本の工事スタート作業となります。規模や、工程によってさまざまなのですが大きな規模だと3~5日程度かかる場合もあります。

ブロック塀の工事

ブロック塀はコンクリートブロック(CB)や化粧ブロックと呼ばれるブロックを積み重ねた塀ですが、単にブロックを重ねて造る訳ではありません。基礎工事が必要で、塀の中にも鉄筋を配置しなければならないのです。基礎の大きさも、塀の高さに合わせて作る必要があります。背の高い塀ほど、基礎は大きくしなければなりません。

ブロック塀の工事期間は工事規模によりますが、三日前後から二週間前後かかるような場合もあります。積む長さや段数、重機で掘削できるのか手で掘らいないといけない現場状況なのかでも違いますので、余裕は持っておきたい部分です。

フェンスの工事

フェンスは、背の低い境界を区切ることを目的とするフェンスや、目隠しを目的とした背の高いフェンスがあります。今はハイタイプが人気で、プライベート空間を確立させたい方が多いようです。

フェンス自体の工事方法はブロックの上に施工するか、独立基礎を利用した施工方法が一般的になります。柱を決められた間隔で、高さもしっかりそろえてあげ一直線になるように施工さえできれば取付は単純作業なのでスムーズなのですが、とにかく柱を建てることが肝となってきます。ここが斜めだったり間隔がずれていたり、高さが違っていては施工が出来なくなってしまいます。条件によって工事日数にばらつきのあるフェンス工事は、境界フェンスなどのシンプルなものでブロックの上で50m前後なら二日ほどで出来ますが、独立基礎なら四日程度みておくといいでしょう。職人の技術力や天候、商品の種類でも変わってきてしまいますし、他の工事との絡みもあればケースバイケースとなります。

門まわりの工事

門まわりの工事の内容は、門扉や機能門柱などの設置。小規模の構造物のため、期間を要しないように見えるかも知れません。

しかし、実際には門扉も機能門柱もセメントを利用し建込を行わないといけないため、一定の期間を要します。また、舗装工事等があれば、その工事期間も加算。デザイン性が高くなると、工事の種類も増えることが多くなるため、工事日数は掛かります。折り畳み式の門扉などでは、地面をフラットにしておくために舗装も必須になりますのでエクステリア商品と土木工事が絡む部分はより日数を必要とします。

工事の具体的な期間としては、門扉だけであれば基礎工事を含め、3〜5日くらいあれば取りつけることが出来ます。また、機能門柱は基礎工事だけでなく、門灯やインターホンのための電気工事が必要です。別々のタイミングで工事が入ることもあるので、工事日数に余裕を持っておくことをお勧めします。

タイル工事

タイルは優秀な素材で、非常に長い期間の使用が可能なので、タイルデッキが人気です。高さを必要とする場合は、ブロック等を積んでタイルの下地を作り、タイルを貼っていくので工事期間は一週間から十日程度かかります。高さを出さない場合でもベースのコンクリートは必要なのでサイズにもよりますが、4〜5日はイメージしておくとよいでしょう。

デッキ部分の工事

デッキ部分はオリジナリティを出せるスペースであり、家によって異なります。エクステリアのなかでも個性の光る部分です。それだけに工事の規模や種類も異なります。
ただし、ウッドデッキの下は砂利なのか、土間コンクリートを先に施工しておき雑草対策なども考慮しておくのかで工事の日数は変わります。規模や納まりによって、工期を余計に見なくてはならない場合もあります。具体的な工事期間としては3〜5日くらいあれば可能となるでしょう。

電動日除けの付いたパーゴラをデッキ部分に設置するのであれば、別途に電気工事が必要。工事のタイミングによっては、数日の工期を考える必要があります。

車庫廻りの工事

車庫まわりの工事も、内容によって工期に差が発生します。例えば、カーポートだけを設置して砂利敷きにする場合には、カーポート工事だけで済むため2〜3日で終わるでしょう。

しかし、駐車スペースをコンクリート舗装にしたり、電動ゲートを付ける場合にはそれだけの時間が必要です。尚、ガレージを新設する場合には、ガレージが建築物として扱われるので建築確認が必要。1ヶ月を超えることもあります。

植栽の工事

植栽の工事は、シンボルツリーなどの大きな樹木を植えるのか、低木や花苗などの演出用な植栽、芝などをはるなど様々な種類になってきますが、工事のラスト前後に行うことが多く日数は一日から二日で行うことが多くなります。例えば、パーゴラと植栽を組み合わせるのであれば、パーゴラの施工に別途時間が必要です。パーゴラとは庭に設置するウッドの棚で、つる植物を絡ませることができるアイテムです。状況にもよりますが、工事は4〜5日程度あれば問題ないでしょう。

■工事が遅れる原因とは

さて、このようなエクステリア工事ですが、状況によっては遅れてしまうこともあります。
では、工事が遅れる原因にはどのような物があるのでしょうか。

天候

エクステリア工事、外構工事は屋外の仕事です。ですから天気によって工事の進み方が違います。例えば大雨の場合などは工事そのものが出来なくなってしまいます。また、気温などによっても工事の進み方が異なります。例えばコンクリートの硬化は化学反応によるのですが、気温によって反応スピードが違います。気温が高ければ、それだけ反応は早く進み、仕上がりが早くなります。
しかし、冬場などは気温が低いため時間を置かなければなりません。工期への影響もあるのです。

計画の修正など

稀な例なのですが、計画に修正が出ることがあります。例えば、工事着工後の商品を変更する場合です。
これはちょっとした変更に思えるかもしれませんが、資材の再発注をすることが必要となります。資材が手配済みの場合、商品の金額が違えば再見積もりや、返品手数料が発生した場合どうするのかというご相談の時間や、商品そのものの納品待ちになることで起きてくるその他の工事への影響などで遅延が起きてきます。

■期間が必要な工事もある

施工は早ければ早いほどありがたい、というケースがほとんどだと思われます。しかし、工事の中には「期間が必要な工事」もあるのです。ここでは、そのような工事と理由を挙げてみましょう。

基礎工事は養生期間が欲しい

エクステリア建材は基本的にはネジやボルトなどで組み立てる物が多く、それ自体では工事に時間を要しません。

しかし、多くの物が基礎工事を必要としており、建込をして養生期間をとるので基礎工事に時間はかけない工事も多いので、養生期間と言ってエクステリアを建て込んでから支えなどを付けたまま固定されるのを待つ商品もありますし、カーポートで基礎を先に作っておきそこへ建て込む場合はまず基礎コンクリートを打ってから型枠を外し、商品を建てることもあるので工事の日数が掛かります。

あまり急がせると工事が雑になることも

工事は丁寧に行わなくてはなりません。小さい部分ではネジの締結も当てはまります。仮にいい加減に付けてしまうと、外力が掛かった時に破損をしたり、振動が加わった場合に緩んでしまうからです。

そして、それを無視して急がせるならば、工事が雑になることもあり得ます。その場合は仕上がりが悪くなったりすることも。時間に余裕を持たせることも必要なのです。ただ、思っているよりも工事の日数は掛からない場合もあります。例えば、カーポートなどは一人の職人さんが一日で組み立てられてしまうという場合がほとんどです。これは熟練した経験と技術で行われるので、早くても不安になる必要はありません。

 

■まとめ

工事期間について取り上げました。
エクステリア工事の流れと工事の内容、そして期間がイメージ出来たと思います。また、外構工事の業界では、昔から一日10万という感覚があります。200万円の工事なら実働20日間、300万円なら30日といった具合です。工種にもよるので一概に言えませんがプチ情報とお考え下さい。

このような工事も技術があっての話。経験豊かな会社でなければなりません。サンガーデンエクステリアは施工力にも自信があります。外構工事に疑問をお持ちでしたら、どうぞサンガーデンエクステリアまでご相談ください。

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